【マールカラー文庫】百人の和歌や錦絵を手軽に楽しむ日本の美

日本は古くから美しい言葉がありますよね。私は待ち時間がある場合に「百人一首」のハンドブックを持ち歩く事があります。百通りの風景や心情を思い浮かべられて楽しいんですよ。旅先に持っていく本としてもおススメです。

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マールカラー文庫の百人一首

今回は百人一首のハンドブックのご紹介です。百人一首=お正月というイメージですが、お正月だけにとどめておくのは勿体ないと思う本です。

季節を感じる句もあります

さっそく、今回ご紹介するマールカラー文庫の百人一首より一句抜粋します。

例えば春らしい一句。

伊勢大輔(いせのたいふ)

いにしえの

奈良の都の

八重桜

けふ九重

にほいぬるかな

解釈

遠い昔、奈良の都の(平城京の花とされたいた)八重桜が、今日は九重(平安宮中)の中でひときわ美しく咲き誇っていることです。

桜の薄い花びらが、春の柔らかい風に揺れる景色が浮かびます。今も昔も変わらない美しさ、なんとも風流。

奈良から京都の宮中に八重桜が献上されたとき、桜を受け取る役目にあった紫式部が、若い人にと伊勢大輔に譲ります。黙って受け取るものでは無いと、藤原道長から歌を詠むよう言われ、即興でこの歌を詠んだそうです。

大勢の注目を浴びる中、ささ~っとこの和歌を詠んだわけです。その空気感、雅な風景を想像するとたまらないですよ。献上日は着物もさぞ美しかったでしょうね。

「いにしえ」とは、過ぎ去った昔、遠い昔のこと。「にほひ」は、香りだけではなくて美しさも表しています。桜の枝ぶりが目に浮かぶ一首ですよね。

では、以下に本の構造などをご紹介します。

文庫本サイズで手軽に持ち運べる

文庫本サイズです。CDと比べるとこんな大きさになっています。

私はこんな風にカバーをかけています。このカバー、実は使い終わったカレンダーなんですよ。模様が美しいシリーズだったので、気に入った月のページをクリアファイルに入れて取っておき、こういう時に使っています。

真上から見たところ。とても薄いです。

(ひつじさんは撮影時の滑り止めとしてお手伝い)

内容はかなり充実しています!

カラー錦絵付きの100人の和歌

目次の次のページから100人の和歌が並びます。先ほど紹介した句は、以下画像の右側にこのように掲載されていますよ。上半分に錦絵がついていて楽しく詠めます。

1句ずつに解釈と作者略歴があるので、覚えたい人にもわかりやすいと思います。

100句それぞれのエピソード

100句が終わると、一句それぞれのエピソードが掲載されています。

先頭に番号がついているので、知りたい句のエピソードがすぐに探せます。

先ほどご紹介した句の番号は「61」でした。

上句順に索引できる

句を覚えたい!という方に良い索引です。 上句が五十音順に並んでいますよ。このページで上句を詠んで、下句の回答は索引して確認できますね。

100句のエピソードの次のページから始まります。

人名索引も出来ます

お気に入りの作者の句をさっと索引できますよ。

句の番号とページ、両方で索引できて分かりやすいです。

最後に

百人一首ハンドブックのご紹介でした。価格は300円前後です。フルカラーでこのお値段は素晴らしいと思います。

1994年11月に第1刷初版、2015年9月で第30刷という人気ぶりなんですよ。とても軽くて薄いので、日本の文化に興味がある方へのプレゼントにも良いと思います。

旅先で隙間時間に一句読んで、当時の様子を思い浮かべるのも楽しいです。恋愛を詠んだ句も多いですよ。

▶マールカラー文庫・百人一首の口コミレビューはこちら

私は本屋さんのレジ前で出会いました。もしご興味ありましたら、本屋さんのぞいてみてくださいね。

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