灯油配達の曲は地方によって違うようですね。私の近所は、♪ふゆっていいな~で始まるほんわかした歌詞です。こんなに優しい歌詞はどんな方が作ったのだろうかと調べてみました。
冬の嬉しいサービス「灯油巡回販売」の曲
私は横浜市に住んでいます。寒くなると灯油巡回販売(灯油配達)の車が走るようになります。♪ふんじゃかふんじゃか~とバックミュージックが流れて何か歌ってます。
「頬寄せ合って~」とか「ふーふーふー」・・・この歌詞、お聞きになったことありますか?優しそうな歌詞なのに風に乗って全部は聞き取れません。全部知りたくなって調べてみましたよ。
おかあさんといっしょの歌「ふゆっていいな」
「ふゆっていいな」
作詞:日暮 真三 作曲:渋谷 毅
ふゆって いいな ふゆってね
さむさむ さむっと ほほよせあって
みんなの こころが ひとつになって
おなべ ふーふー ふー
おなべ ふーふー ふー
ふゆって いいな ふゆってね
きりきり きりっと くうきがすんで
さんぽの とちゅうで やきいもかって
あつあつ ふーふー ふー
あつあつ ふーふー ふー
ふゆって いいな ふゆってね
ほかほか ほかっと おしゃれができて
てぶくろ マフラー とんがりぼうし
しろいいき ふーふー ふー
しろいいき ふーふー ふー
1番は家族や仲間、2番はやきいも、3番目はマフラーと帽子。子供も大人も共通して温もりを感じることが出来る素敵な歌でした。
いつから歌われているのか調べましたが結局わかりませんでした。私の記憶では20年以上前から流れていましたよ。こんなに優しい歌詞を書けるなんてどんな方でしょうね。
作詞家「日暮真三」さん
調べてみたところ、作詞家やコピーライターをなさっている「日暮真三」さんという方でした。沢山の受賞歴があり、書籍もあり、幼い頃に聞いた言葉も沢山あって驚きました。
ご本人のサイトより以下抜粋させていただきました。
「西武」「ぴあ」「リクルート」「キリン」「小学館」「TOTO」「劇団四季」、「無印良品」のネーミング、「日清オイリオ」等を手がける。
作詞はNHK「おかあさんといっしょ」の「こんなこいるかな」「ともだち8にん」「夢のなか」「あいうー」「アイーダアイダ」、世界卓球選手権テーマソング「ネットを越えろ」、松田優作ラストアルバム。
著書に黒田征太郎絵「怒る犬」岩波書店、宮沢りえ絵「ふたりの12のものがたり」木楽舎がある。
引用:銀座四丁目その日暮
篠山紀信写真展最後の山口百恵タイトル 「百恵 も 燃え 」も手掛けたそうです。ほんわか歌詞なのに凄すぎる方・・・。心が動いたときには何でも調べてみるものですね。
1944年生まれ。という事は今年74歳の現役コピーライターさんです。ご本人のサイトを見つけましたよ。詩だけの文章や活動中のお話し、書籍紹介など今も更新なさっています。
灯油配達曲は地域によって色々
今回ご紹介した「ふゆっていいな」の他にも色々ありますね。♪日石灯油でポッカポッカ〜という曲も懐かしい。子供の頃は別の地域に住んでいたので違う曲でした。
今は合併したために、♪日石三菱ぽっかぽか~に変わったようです。なんだか違和感感じます。うーん、時代ですね。
その他「月の砂漠」の悲しい旋律オルゴールも流れていました。オルゴールの曲が冷えた空気に響き渡り、しんみりと寂しい感じ。アラブの砂漠からはるばる来たからではないかという声が多いようですよ。
温もり感じる季節を味わう
「ふゆっていいな」は、昭和の懐かしさも感じる温かい歌です。この歌は人として欠かせない「温もり」がテーマなのかなと思いました。
作詞家の日暮真三さんは現役コピーライターです。とても充実したサイトをお持ちなので、ご興味ありましたら是非ご覧になってください。
私は車の運転が出来ないので、灯油巡回販売をしてくださると助かります。おそらくご年配の方もそうなんじゃないでしょうか。あの、ほっこりした曲が遠くから流れてくると嬉しくなります。
記事を読んでくださった方の地域ではどんな曲でしょう。
春までもう少し、ほんわかとあたたまって過ごしましょうね。