日本年金機構の「ねんきんネット」で実際の年金試算が出来ますよ。とっても簡単。スマホやPCで24時間閲覧できて便利。未払い期間が気になる方にもおすすめです。
ねんきんネットで24時間スマホから簡単試算
将来の年金額を年金事務所に行かずに調べたいと思うことありませんか。私は生活スタイルが変わったので、額がどう変化するのか調べたくなりました。
年金事務所で調べてもらうには、電話予約して日程を合わせたり待ったりして時間を無駄にしてしまいます。そこで、日本年金機構の「ねんきんネット」。これがとても簡単で便利。色々な条件で試算が出来ますよ。
「ねんきんネット」で出来る事
- 現在の加入年数や支払い額の詳細記録
- 途切れている支払い月チェック
- 年金見込み額の試算
この試算は、計画的に転職する時にも便利ですよね。例えば、今よりも収入が月に3万アップしたとしたら現在と比べてどう違う額になるのか。来年会社員を辞めて扶養に入ったらどうなるか・・・など。
あくまでも「見込み」ですが、働き方を見直す時に役立ちそうです。大雑把に予想で入力してもメニューが進みますよ。分からない場合は、細かい条件を省くメニューもあるので簡単です。
ねんきんネットを使うには
お手元に年金手帳を用意して「ねんきんネット」から登録。基礎年金番号が分かれば大丈夫。検索エンジンで「ねんきんネット」と検索すると簡単にURLが出てきます。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/
<ねんきんネット TOP画面>
以前よりわかりやすくリニューアルされていますよ。「新規ご利用登録」で入り、年金手帳の基礎年金番号などの情報を入力。一週間前後で日本年金機構からユーザーIDが郵送されます。
入力ミスをすると「不一致」通知ハガキが郵送されてやり直す事になりますから、じっくりと入力しましょう。(実は1度入力ミスしたんです・・・)
郵送されたIDを使い「ログイン」画面より試算を行う事が可能になります。
年金の受給資格年数は?
そもそも公的年金は何年加入すれば受給資格が得られるんでしょう。「公的年金は原則25年(300月)以上」。長いですね。
299月だと0円なので加入年数は気を付けないといけません。年金なんて当てにならないから払わない!と考える方もいらっしゃるでしょうけど、それは健康な時の発想だと思います。今回、夫の両親の施設費用で心底年金の有難みが分かりました。認知になったり、働けなくなったりした時に生きていくって大変です。
ほんの少しでも一生一定の額をもらえるというのは有り難い事ですね。貯金はいつ何で無くなるか分からないですから。当たり前だと思う事が、実はものすごく幸せな事だと感じている今日この頃・・・。
それから年金で気になるのが、国民年金に上乗せになる厚生年金です。「厚生年金20年の壁」とよく聞きますよね。20年加入したらグーンと受給額が上がるという説?も耳にしたりして。そのあたりを調べました。
厚生年金20年の壁とは
20年以上加入のメリット
- 65歳未満の配偶者や18歳未満の子に加給年金が付く
- 20年以上加入していた夫が死亡した場合、遺族に加算される
本人というよりも家族がお得なんですね。1か月でも20年に足りない場合は加算されないので「壁」なんでしょうかね。
では、夫婦共働きの場合はどうなんでしょう。調べましたよ。
夫婦共に20年以上加入の場合
「加給年金」は配偶者が当該20年以上加入する厚生年金を受給できる時に支給停止になる。
ということは・・例えば、夫婦共に20年加入していて夫が世帯主のケースの場合。
・40歳の妻は受給開始になる60歳まで約20年間加給される。
・50歳の妻は受給開始になる60歳まで約10年間加給される。
つまり、同じ20年加入でも配偶者の年齢で加給額が違うという事。個人的にはちょっと納得いかない制度です。制度を決めた時代は、厚生年金20年超える共働き夫婦は稀だったんでしょうね。少しずつ見直される可能性がありますね。
最後に
これまでの内容を簡単にまとめます。
- 「ねんきんネット」は24時間年金見込み額などを確認できる。
- 年金受給は25年以上制度に加入が必要
- 厚生年金20年の壁は家族が得
- 厚生年金20年夫婦は年齢差があるほうが得
今回は年金制度の一部をご紹介しました。他に障害年金、遺族年金などあり、それぞれの状況で変わってくると思います。
詳しくは「日本年金機構」のホームページで知る事が出来ますよ。
▼こちらからも「ねんきんネット」へログインする事が出来ます。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/
年金は有り難いですが、年金に頼らない生き方を見つけるのも必要ですね。好きに生きて不安のない生き方はあるのでしょうか。年金は「おこずかい」くらいの気持ちになれたらいいですね。
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