ご自宅にパソコンをお持ちの方は、どのような姿勢でお使いでしょうか。私はどこにでも持ち運びが出来るノートPC派。長時間では姿勢がキツイので、デスクトップのようなレイアウトにして姿勢の負担を軽減してみました。
パソコンは姿勢を良くして疲労を改善
出典:biche(ビーチェ)
ノートパソコンは上画像のように首、腕、腰、背中、目などに負担がかかりやすいですよね。長時間向きではないように思います。そこで今回は、少しでも姿勢が良くなるよう工夫してみましたというお話です。
デスクトップ型の姿勢
まず、デスクトップ型との姿勢の違いは何でしょうか。ノートパソコン(上画像)と大きく違うのはディスプレイを見る目線ですよね。目線が低いために、首を下に向けたり腰が曲がったりして身体に負担がかかります。
以下のような正しい視線と姿勢だと、キーボード入力も快適ですよね。
<ポイント>
- アゴは軽く引き、首に余計な力は入れない
- 背もたれはやや高めで、角度はやや後方に傾いた状態がベスト。 背もたれの形は、ゆるいカーブを描き、背中のカーブに合ったものが良い。合わない場合は間にクッションなどを挟む
- 腰を背もたれでしっかり支持する
- イスに深く腰かけて、ほぼ直角になるように座る
- イスの高さは、足の裏がしっかり床につき、その状態でひざの角度が直角くらいに曲がるくらいが良い。イスが高すぎる時は台座などの上に足を置く
- パソコンのモニターを見る時は、視線が水平よりやや下を向くくらいの高さにする。高すぎたり低すぎたりすると首に負担がかかり、首痛や肩こりの原因になる
机上をデスクトップ仕様に配置替え
ノートパソコンはキーボードとディスプレイがくっついているために、目線と手の位置が近いわけです。離して使えば改善されるはず。
そこで配置を変えてみました。本当は新しく色々購入したいところですが、家にあるモノで何とかしましたよ。お洒落度は低いですが身体のためです。
▼こんな感じにしましたよ
追加した点は以下4つ。これにより、肩や腰、眼精疲労がかなり軽くなりました。
- 眼精疲労改善に簡易ライト
- 外付けキーボードで距離を作る
- ディスプレイをやや高い位置に
- 音楽を少々(おまけ)
以下にもう少し詳しくお話しますね。
眼精疲労改善に簡易ライト
眼のために簡易ライトを置きました。日中は明るいですが、夜は手元が暗い場所のため。
画像のライトはイケアのクリップ式ライト。これは大昔のタイプですが、今はかなり種類が増えました。クリップ式はどこでも使えて便利ですね。
外付けキーボードで距離を作る
私は古いので有線タイプを使いましたが、机上をスッキリとさせたい場合はワイヤレス(無線)も良いですね。
画像は20年前に使っていたWindows98のキーボードです。よくまぁ~取っておいたよねと思います。USB挿したらショートするんじゃないか!?と思いましたが何とか使えました。
今は洗えるキーボード(ウォッシャブルキーボード)もあるんですよね。
▲これ欲しいんですよ。隙間に入った埃やお菓子のクズを洗い流して掃除出来ます。ペットの細かい毛が入り込む心配も解消されて良いですよね。レビューでも高評価なものが多いです。
ディスプレイをやや高い位置に
目線を少し上げるために、キッチンの白いボールで高さを出しました。お洒落だと思って買ったのですが、あまり出番がありませんでした。まさかここで役立つとは。
案外このボールの形が便利。机との接点が小さいので机を広く使えます。マウスを中に入れて収納していますよ。
音楽を少々(おまけ)
音楽は姿勢とは関係ありませんが、ゆったりと座ってみると欲しくなり追加しました。通勤で使っていたウォークマンにスピーカーを付けたものです。Bluetoothオーディオ機器(※)を買い足したいところですが、当面これで我慢。流す感じで時々聞いています。
(※)Bluetooth(ブルートゥース)
ものすごく大雑把にお話すると、ケーブルを繋げなくても音楽などを楽しめるというもの。いつか部屋の角にBluetoothスピーカーを設置したいと思っています。色々な機器があって、スピーカーだけではなく、イヤホンもあります。
上画像のような、片耳タイプも良いですよ。私は通勤電車で使っていました。
片耳だけで楽しめるのかな?と半信半疑でしたが、これがビックリ。外部の音も聞こえつつ、しっかりと美しい音を感じることが出来ました。
取り外した時、ケーブルがごちゃごちゃと絡まるストレスもない。何よりも、満員電車で他の人の荷物や服に巻き込まれないのが嬉しい点でした。USBで充電して使います。
他にもスポーツタイプ、防水タイプと色々。時代はどんどん進んでいますね。
机上以外で気になること
机の上は整ったけれど・・・気になるところが2つ。ここはあまり役に立たないかもしれませんがご紹介を。
愛犬の膝乗せ
愛犬が膝に乗ると姿勢が台無しなんですよ。キーボードが遠くなるために、首・肩・腰が辛いという状態に。
▼私の膝の上
上画像の白い布、犬の前足あたりが丸く削られていれば解消されると思うのですが。そんなテーブルは無いので自作するしかなさそうです。
我が家の犬は甘えん坊。膝に乗せないで知らないふりとしていると、いつまでも私を見てます。30分以上見つめている事も多くて根負けしてしまいます。本当はここで乗せたらダメなんですよ。見つめれば乗せてくれる、願いが叶うと学習してしまうから。
甘くてダメな飼い主です。
腰の負担を軽くするクッション
使ている椅子がちょっと大きくて、背もたれまで距離があります。気が付くと猫背気味に。そこで、無印のウレタンフォーム背あてクッションを使いました。
腰・背中の両方に使えます。こんな風に曲がるんですよ。カバー付きなのも嬉しいところ。手軽に洗うことが出来ます。
低反発と高反発のウレタンチップを使用したクッションです。
出典:ウレタンフォーム背あてクッション/ 無印良品ネットストア
まとめ
ノートパソコンでも工夫次第で身体の負担を軽減できます。私は、ライトや音楽も追加してより良い環境にしました。
改善した大きなポイントは2つ。
- 外付けでキーボードを使う
- 画面をやや高くする
これだけでだいぶ違いますよ。姿勢を良くすることで、こんなに疲れが違うのかと思います。私の場合は犬を膝に乗せなければもう少し違うんですが。
強い視線に耐えるか、膝に乗せるか。このやりとりを毎日繰り返して、根負けするのは私。ペットを膝に乗せても姿勢がつらくない机や椅子って無いものでしょうか・・・。あったら大ヒットすると思うのですが。
ノートパソコンをご利用の方は、外付けキーボードだけでも工夫してみてはいかがでしょうか。かなり違いますよ。
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