キヌアを入れてご飯を炊いてみました。炊き方はとても簡単。炊きあがりの匂い、食感、家族の反応や使い方などについてお話しています。
スーパーフード、キヌアの効能・効果がすごい!
キヌアとは、南米で数千年前から栽培されてきた「母なる穀物」と呼ばれているものです。NASAが宇宙食に推奨し、21世紀の主食になると公表した事からブームになりました。
食物繊維、鉄分、マグネシウム、ビタミンB1等が豊富。雑穀では不足しがちな必須アミノ酸もバランスよく含まれています。小さな粒に栄養がぎゅっと入っているので、ダイエットにも良いとハリウッドスターも愛用しているそうですね。
・・・という知識はあったのですが、手が出ませんでした。ネットで調べても、いかに身体に良いかという記事が多くて、分かったような分からないような。
実際のところ何かどう良いのでしょう。私が購入したキヌアのパッケージ裏に成分表示があったので、文部科学省のデータベースから精白米と成分を比較してみましたよ。
キヌアと精白米の成分比較
栄養成分表示100g当たり | ||
精白米(※) | キヌア | |
エネルギー | 358kcal | 357kcal |
たんぱく質 | 6.1g | 11.3g |
脂質 | 0.9g | 6.4g |
炭水化物 | 77.6g | 66.1g |
食塩相当量 | 0g | 0g |
カルシウム | 5mg | 33mg |
マグネシウム | 23mg | 167mg |
鉄 | 0.8mg | 3.9mg |
ビタミンB1 | 0.08mg | 0.46mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.22mg |
※精白米は文部科学省データベースより引用
キヌアの方が多かった成分をマーカーしました。100g当たりのカロリーはほぼ同じですね。炭水化物が少し低く、カルシウム・マグネシウム・鉄・ビタミンB1、B2などの成分が高い事が分かります。
ただ、この比較は成分の一部。キヌアがすべて優れているとまでは断定できません。精白米ならではの良さもあるかと思いますが、今回の比較はここまでとします。
以下に挑戦した過程や感想、使い方などをお話しますね。
キヌアご飯の炊き方はシンプル
▼私が購入したキヌアはこちら。
雑穀の品ぞろえ豊富な「株式会社はくばく」さんから。キヌアは洗って使いましょうと聞いていましたが、こちらは洗う必要が無いとの事でそのまま使いました。
炊く前のキヌアの様子と匂い
開封すると、白いゴマのようにサラサラです。そっと鼻を近づけると・・・あれ?ちょっと青臭い。例えるならば、ブロッコリーやアスパラをゆでたときのような感じです。
熱を加えることで、この白い粒や匂いがどうなるのでしょうか。
説明に従って炊くことにします。
いつもの炊き方にキヌア大さじ1+15㎖のお水
▼炊飯前。1時間つけた様子。
炊飯前に1時間つけてみました。なんとなくキヌアの粒が見えるかな・・・という程度。膨らんだ様子もありません。この時点ではいつも通りで何にも変化がありませんでしたよ。いよいよ炊飯スイッチオン!
▼炊きあがり
蓋を開けると・・・ふわ~っと青臭い匂いが!!!お米のあの甘い香りはどこへ行ってしまったのでしょうという感じです。炊く前よりも匂いが強くなったように感じました。キヌアは少しだけ透明がかっています。
ただ、お米の艶はそのまま。食感は雑穀を頂いている感じがありません。口に入れてしまうと青臭さは全く感じませんよ。ほんのり甘いお米の持ち味もそのまま。ほんの少し全体的に黄色っぽっくなりましたが許容範囲です。
キヌアご飯と一緒に、焼き鮭とほうれん草を頂きましたがいつも通り美味しさでした。炊飯器を開けた時の独特な青臭さだけが気になる感じですね。
雑穀嫌いな家族は、いつも通り美味しそうに完食。
私の家族は炊き立ての白米が大好き。雑穀の色と歯ごたえが嫌いです。(私は大好きなのに!)しかも少し保温時間が伸びると嫌な顔をされてしまうんですよ。
そんな事から、この青臭い匂いで「もうキヌアを入れないで!」と言われてしまうのでは?と冷や冷やしましたが問題ありませんでした。
海苔や卵など、ご飯に何かをかけて頂く習慣がある方なら問題ないように思います。白米の甘い香りが大好きな方は、ご飯ではなく料理に使うと良いですよ。ゆで方も簡単です。
キヌアの使い方は簡単。10分ゆでるだけ!健康レシピいろいろ。
キヌアのパッケージによると、ゆで時間10分で使えるようになるようです。ゆでたキヌアをお好みの料理に使います。
私が今回購入したキヌア「株式会社はくばく」さんのホームページには、雑穀類のレシピが沢山載っています。その中にキヌアのレシピがあるので、良かったらのぞいてみてくださいね。