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刷り込み現象からの離脱。情報が溢れる電車内は車窓の景色を眺めよう

先日電車に乗ったら、ものすごい情報量に圧倒されました。もう何十年も満員電車に乗っていたのに久しぶりの感覚。最近は世間の情報の質が変わってきているように思います。

目次

車窓を見ない方が増えましたね

 

最初に得た情報、または繰り返し得た情報をインプットしてしまう「刷り込み」は知らないうちに私たちの身の回りでも起こっているのではないでしょうか。

今回は、情報に押されて自分を見失わないようにしたいですねと思うお話です。

 

今はもう年齢に関係なく、電車内のほとんどの方が何かしらの液晶画面を見ているという状況ですね。車窓を眺める方は少なくなりました。

電車内は企業PRに溢れていて、煽り、お悩み、お役立ち・・・それらが一度に頭の中に押し寄せてきます。

例えば電車内の吊り広告で「~不倫騒動」や「熟年離婚の現状」とか「出来る人が習慣にしている10の事~出版」とか。その手の情報をまともに得てしまうと脳が疲れます。読んでしまうと後味が悪くなる事もありますよね。

人間も「刷り込み効果」に捉われてしまう

「刷り込み」という言葉、耳にしたことがあるでしょうか。生まれたての鳥が最初に見た生き物を親だと思いこむこととした例がいちばん有名ですね。

これは人間にも言えることかなと思うのです。テレビや電車内の煽り記事を読んだり見たりを繰り返して、実際に自分が経験していないのに正しいと思ってしまう。そして、それが基準となって物事を考えていく。

経験していないのに、得た情報を基準に物事を見てしまう

自分にも言えることなんですが、例えば・・・パチンコは家庭崩壊なギャンブルだ!人生をダメにする!とした情報がありますね。

これは実際のところ全ての人に言えることではないのです。依存症になる人もいれば、適度な気分転換になっている人もいるのです。今は無煙でクリーン、ホテルのようなパチンコ屋さんもあるのですよ。打たずに珈琲を飲む目的で足を運ぶ方もいらっしゃいます

パチンコは他のギャンブルと違って投資金額の上限があるので(一定の額までしかお金を投入出来ない仕組み)、日本独自の「娯楽」とした遊び。

 

・・・でも、パチンコはいけないこと。タバコ臭い。うるさい。などと刷り込まれているので、打ったことが無い人や過去に痛い目に合った人には悪いイメージしかありません。

とっても尊敬している人でも、趣味がパチンコとなると違う印象になってしまうという不思議。

 

人は自分で実際に見ていない事や、経験していない事でも、刷り込みが強いと影響を受けてしまうのではないかなと思う一例です。

インプットされた情報をプラスの基準にしていく

パチンコの例はちょっと分かりにくかったでしょうか。別の例をあげると、よくスポーツ選手の方が「イメージトレーニング」をしますよね。

怪我の悪いイメージがインプットされていて、なかなか思うように実力を発揮できないときに、何度もプラスな画像や音楽を見たり聞いたりして脳に覚え込ませるというもの。

怪我→また怪我をするかも→怖い→出来ない・・・という負のループから抜け出すためですね。平昌オリンピックでもそのような選手を知りました。

 

負の情報を見たり聞いたりする事は、日常に溢れていますから、しらないうちにそれが正しいのだと思いこみがちです。企業が戦略的に行っていることもありますし、それが自分に合っているとも限りません。

すべてを信じ込まずにいる気持ちも必要だなと思うのです。

5感を刺激して自分らしく

 

これらのような情報がインプットされたとき、私たちは「頭の中で想像」しますね。

パチンコの例も、イメージトレーニングも、自分の「頭の中」だけで思っていることだから、実際に生活に生かすときには自分らしく変えていけるはずなのです。

では、自分らしく変えていくには、どうすれば良いでしょうか。個人的には、想像力を豊かでいられるよう、5感を刺激していくことかなと思います。

頭の中を柔らかく!想像力豊かな心で

5感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のことですが、これらを置き去りにした思考をなるべく柔らかく受け止めるようにすべきかなと。

色々な情報が入ってきても、捉われずに臨機応変に受け止めていければ、自然と自分らしくいられるように思うのです。

 

年齢を重ねていくと、こうあるべき・・・または波風立てないようにと思います。そして、これまでの経験が自信につながり、他人の意見を聞かなくなったり他の世界を見ない傾向になりがちですね。

柔軟性のある心でいてこそ、色々な事をに心が動くし、悪いイメージに振り回されないのではないかと思うのです。

電車でも感受性豊かに過ごしたい

私が子供の頃は今ほど電子化されていませんでした。子供の頃に感じた景色は、大人になって思い出すと味わい深く、温かく蘇るもの。

車窓の景色を見ながら、叱られた時の事を思い出したり、よし!明日は頑張ろうと気合いが入ったりと、自分を振り返ったものです。その時の空の色、頬にふれた空気、匂いなどは色褪せていません。5感と心はセットなのです。

流れる景色には一瞬一瞬の出会いがあり、感受性を豊かにしてくれますね。車窓を見る習慣をつけることが難しいのならば、せめて電車をおりた時、ホームから遠くの景色を眺めるのも良いのではないでしょうか。

 

お子さんとお出かけの際には、車窓からの景色を語り合う時間も必要かなと思います。情報に流されがちな自分にも言い聞かせる記事になりました。

たまには車窓を見て、その日にしか味わえない景色を堪能しましょうね。心を柔らかくするために。

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この記事を書いた人

大人世代の「おとなん」です。人生後半からは楽しく身軽に暮らしたい。自分に合った生き方を模索しています。愛犬とのんびり過ごす時間が至福の時間です。

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